志望動機に役立つ!企業のホームページはここを見る!
Contents
はじめに
就職サイトだけではわからない企業の情報を手に入れるには、各企業のHPを閲覧するのが有効となります。
企業によっては企業HPとは別に、採用活動用に専用のHPを用意している場合もあります。
しかし企業のホームページは採用情報以外のページも読む必要があり、全部読むのは大変な上、専門用語も出てきて読み解き方が難しい事もあると多いと思います。
そこでこのページでは、企業のホームページのどんな点に目をつけて読み解いていけばいいのか。
そのポイントについて解説します。
社長メッセージ・会社理念
早速
興味ない!って方もいると思います!笑
しかし!
「理念」・「社長メッセージ」は一応目を通しておきましょう。
社長と面接する時があった時に何かの役にたつ事もありますし、なにより色々な企業の理念などを読んでいくうちに
面白い事に色々な事が読み取れるようになっていきます。
例えば、一生懸命思いを伝えようとしているのが分かる事もあれば、「あれ?この内容…他の会社と似てる、、笑」
「この企業はあの企業を意識しているのかな、、??」
なんて事も読み取れるようになってきます。
それを志望理由や面接の時に活用できるかもしれません。
「この会社のトップの考えについていきたい!」と思える事は大切な事です。
ここで共感できないと、入社後に「この会社とは方向性ややりたい事が合わなかった」となる
可能性があります。
又、「理念」だけだとシンプルな言葉で理解し辛いかもしれませんので、
必ず「社長メッセージ」と合わせて読むと理解度が高まる筈です。
企業理念に共感しました!はNGワード!?
よく志望理由で「御社の企業理念に共感いたしました!」と発言するのはNGと言われてきました。
理由として、その会社で働いていない人がよく理解もせず表面上の言葉にだけ共感して発言するのは浅はかだからです。
では逆に「なぜこの会社がその企業理念を掲げたのか?」そこまでを理解した上で共感する事ができれば説得力がありますよね?
恐らくですがほとんどの人は自分の会社の企業理念は知っているとは思いますが、「なぜそのような企業理念をかかげたのか」という背景を答えられる社員(特に若い社員)は少ないと思います。
なのでその会社に入社していない就活生が企業理念を掲げた背景までを理解した上で、「御社の企業理念に共感いたしました!」と発言できたら逆に凄いアピールだと思います!
私も何社かの社長さんから企業理念の背景を聞いて
「そんな想いが込められてこの理念になったんですね!?」
「設立した時からそこまでの未来を見据えてこんな理念を掲げたの!?」
と深すぎる理由があって掲げられた理念なんだ!と衝撃を受けた事もあり、今では各企業の企業理念を見るたびに「この企業はどのような理由でこの理念をかかげたんだろう、、」と考えてしまいます。
そういう事がわかってくると企業理念を読み解く面白さなどもでてくると思いますが、、
就活生からしたらそんな時間に余裕はありませんよね?
それにぶっちゃけると、企業理念をここまで掘り下げても会社全体を理解できないので、、笑
もし「企業理念」を読み込みたい人は、そこまで意識して読めば就活でも役に立てる情報(武器)となります。
採用情報
恐らく就活生が一番目を通す項目がここになると思います!
ここには企業が学生に求める具体的な情報が掲載されています。
外部の就活情報サービス会社と提携し、採用情報のページから外部ページヘリンクを貼っているだけの企業もありますが、多くの企業では独自の採用情報を掲載しています。
採用情報にはたいていの場合、選考フロー以外にもどんな人を求めているのか、会社が何を目指しているのかも学生に伝えるために端的に書いてあります。
就活情報サービスのページを参照しながら、差分の情報がないかをチェックしておきましょう。
採用情報から読み取る事
このページは募集要項をみましょう!
「採用条件」・「採用の流れ」・「求める人物像」は必ず把握しておきましょう。
しかしここで重要な事があります。
募集要項に書かれている事を鵜呑みにしないこと。
社会人経験者ならわかると思いますが、
「募集要項に書かれていることは全てが真実では無い」という事を。しかしウソを書いている事もありません。
グレーな部分は書かれていない・触れていない表現を変えているだけです。
なので募集要項に書かれている事を基に読み解くことが大切になってきます。
例えば
残業時間の表記が「平均月間残業時間は10時間」とかかれていたとします。
これを見て「この企業は残業時間が少なくていいかも!」と思うかもしれませんが、この表現部分の「平均」がやっかいです。
平均なので繁忙期は残業50時間の時もあるかもしれませんし、部署によっては毎月30時間くらい残業がある所もあるかもしれない表記の仕方をしています。
真実は入社したりOB/OG訪問をしないとわかりませんが、この表記ではそうとらえる事もできますので注意してください。
採用実績校などはあまり気にしなくても大丈夫です。所詮過去の実績です。
また必要に応じては先輩社員からの声なども読むと社風や業務イメージが湧きやすいかもしれません。
ほとんどの企業の採用ページは「新卒専用ページ」と「中途採用ページ」とあると思いますが、どちらにも目を通す事をお勧めします。中途採用のページには即戦力を求めている事が多いので、企業が具体的に求めている能力などが書かれている事もあります。
会社概要
会社概要のページには、代表のあいさつや企業理念、企業の沿革などが掲載されています。
ここでは先ほど上で紹介した「社長あいさつ」・「企業理念」以外の所について触れていきます。
創業年や今までに手がけた事業、合併した会社などのデータは暗記しておくと損はありません。
そうした会社の「経歴」が現在の業態やその企業の強み、理念に深く結びついていることが多いからです。
事業内容
事業内容のページは企業研究において非常に重要なページです。
ここは大変かもしれませんが一通り、隅々まで目を通しておきましょう。
普段皆さんが目にするのはBtoCの商品ばかりです。多くの場合BtoBの方が主要事業となっており、企業によっては、「こんな事業もやっていたのか」というような営業品目が掲げられているかもしれません。
主要な事業しか知らずに面接に臨んで、「当社はこんな事業もやっていますが、ご存知ですか?」といった質問をされた場合、答えに詰まると企業研究の甘さがすぐに見抜かれてしまいます。
IR情報
IR情報のページでは、企業が投資家向けに公開している会社の財務情報を知ることができます。
いいかげんなデータを公開すると投資家に対して信頼を損ないますから、ここで公開されている情報は信頼性が高いと言えます。
特に注目したいのは「決算短信」です。
上場企業の場合、企業は四半期ごとに決算を発表しないといけません。
IR情報のページでは、決算内容をかいつまんでわかりやすく解説した「決算短信」を公開していることが多いです。
これは経済学部の学生でなくても理解できるレベルの報告書になっています(もし見つからない場合は、『企業名×決算短信』で検索するとかなりの確率で見つけることができます)。
決算短信の内容を読めば、その企業の業績がどのように推移しているのか、今後の方針や戦略はどのようになっているのかという概要をつかむことができます。
面接の際の話題作りにも最適でしょう。ただし、くれぐれも売上高や経常利益などの数字だけに着目してその企業を判断しないようにしましょう。
社会情勢や中長期的な戦略により、一時的に経営指数が大幅に上下するのはよくあることだからです。
細かいIR情報の読み方の記事も現在作成中ですのででき次第ご確認してみてください!
この記事を読んだ読者はこちらの記事も読んでいます
・バラエティー番組から学ぶ!就活生や社会人自己PR文章の作り方