中間管理録トネガワから学ぶ!グループディスカッションの司会役の極意
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はじめに
就活の採用選考でのグループディスカッション(以下GD)。
GDでの司会役は一番難しい役です。
司会役が、まず最初にやらないといけない事は「他のメンバーが意見を言いやすい環境を作る」事となります。
そこでこの記事では「チームが発言しやすい環境作り」を漫画「中間管理録・トネガワ」を題材して解説していきます。
引用:中間管理録 トネガワ1巻
こんな状況になってしまわないように。笑
司会者はグループの活気を上げるように頑張っていきましょう!
司会の極意その1.メンバーの名前を覚えよう!
GDに関わらず、企業・学生においてもグループを組んだ時は自己紹介をすると思います。
これは司会をやる方はほぼ全員おこなうと思いますが、司会者で差がでるのはここから、、
自己紹介が終わった後に「みんなの名前をちゃんと覚えているか」という事です。
ポイントは「みんな」という所です。
以前GDで私のグループの司会者が私を指す時に
「それでは、そちらのメガネをかけた方!発表どーぞ!」
小さい事かもしれませんがここでまず司会の差がでてきます。
司会者はメモをとってでもいいので、全員の名前をおぼえましょう。
GDは同じ立場の学生同士という事なので「メガネの方どーぞ!」と言えますが
実際の会社の会議で名前の知らない上司や取引先の方に「それではメガネの方発表どーぞ!」
なんてとても言えないですよね?
GDにおいて司会に限らず「グループメンバーの名前」を覚える事はとても重要になります。
自己紹介をしたのにも関わらず名前で呼ばないのは社会人としてとても失礼な行為になります。
頑張って名前を覚えましょう!
名前を覚えるのは大変かもしれませんが是非覚えましょう!
司会の極意その2.発表しやすい空気を作るテクニック
意見を言いやすい雰囲気を出すには待っていても中々できません。
雰囲気は自分で作るものです。
別記事で紹介させていただきました「クラッシャータイプ」の人間が司会になると一気に意見を言いにくい環境に変わってしまします。
GDで落ちやすいタイプの特徴・対策方法(クラッシャータイプの説明はこちらに記載しています)
このような注意点を気にしながらチームメイトが発表しやすい雰囲気を作っていきましょう!
そこで以下に「チームが発言しやすいテクニック」をご紹介していきます。
これを意識してチームの活性化に是非役立ててみてください。
チームが発表しやすくなるテクニック:一番最初に誰が発表するか
まず最初の壁となるのが一番最初に誰が発表するかという事になります。
やる気満々のグループでしたら問題ないかもしれませんが、もしかしたらグループ全員大人しい人という事もあります。
そんな時は最初の突破口を開いてあげれば続いてくれることもあるので、周りを気にして発表を控えているようでしたら司会者が先陣きって発表して流れを作ってあげるのもいいと思います。
司会は常にチームの流れを読み取りそれに最善の方法で流れを作ってあげましょう。
私は以前参加したGDで1番最初に発表するときに司会の人が「ダチョウ倶楽部作戦」を実行してきて(誰が最初に発表する??じゃあ俺がやる!じゃあ俺も、、俺も!どうぞ!どうぞ!)面接官から「ふざけすぎ」とレッドカードを食らっているのをみました。
結果、この「ダチョウ作戦」でチームは和やかになり良い案がまとまったのですが、次の選考で「ダチョウ作戦」を実施した司会者の姿はありませんでした、、、。
空気の作り方もあくまで「合コンレベル」ではなく「企業レベル」で実施する事が大事と実感した一例でした。
チームが発表しやすくなるテクニック:出た案はとにかく褒める!否定は厳禁!!
発表する時に抵抗を感じてしまうのが「自分が発表した案が受け入れてもらえるか、、」という事があります。
気が弱い人や発表に慣れていない人は「自分の案が否定されるのが怖いのです」
なので早い段階でチームメイトに「このグループは私が発表しても受け入れてくれる!」と思ってもらうようにする事が重要となります。
そのために司会者は特に、チームメイト全体で発表者の案を受け入れる姿勢をだしましょう。
どうすればいいかというと、とにかく発案してもらった事を肯定しまくります。
上のように「面白い案ですね!」や「その案いいですね!」と第1声は絶対に受け入れる言葉で始めてください。
とにかく案がでたら最初は褒めちぎりましょう。
チーム全体が褒めるようになってきたら、しめたものです。
もはやそのチームは「否定されることが怖くて何も発言できない学生」も発言できるようなチームとなっていると思います。
こうなるかもしれませんね!笑
チームが発表しやすくなるテクニック:最後はユーモアによる潤滑油
そして、、活気がでてきたチームをさらに良くするテクニックそれは、、
「ユーモア、、、!!」
私もGD・面接だけでなくプライベートの友人との距離をもっと深めたいときに使うテクニックです。
これは使うのが結構難しいので無理してまで使わなくてもいいと思いますが、使えそうなタイミングがあったら使ってもいいと思います。
失敗すると、先ほど上で紹介した「ダチョウ倶楽部事件」のようになる可能性もあります。
このテクニックはあくまで、、
です!笑
ユーモア以外でも潤滑油はあると思うので是非自分にあった方法でチームの潤滑油を注いでください。
「自分は笑いをとるのは苦手、、」という方が無理をするとチャンスがピンチに変わってしまいかねないです。
自分のチームの流れを読み何をすれば「チーム一丸となれるか」そしてどんな潤滑油を注げばよくなるか余裕があれば試してみてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。Mr.トネガワ戦略。
ここで紹介したテクニックはあくまで「チームの活性を上げる」事なので、これが完璧にできても「課題に対する回答」がちゃんとできていないといけません。
しかしチームが活性化されていれば、それなりに良い案も出てくるはずです。
GDは課題に対する回答のクオリティはそこまで高くありません。
あくまで回答を導き出すまでの過程を重要視されます。
GDではまず「良い回答」を導き出す事よりも「良いチームを作り上げる」事に力を注いでください。
司会役は大変だと思いますが、こなせるようになれば面接等も上手くいくと思います。
頑張って下さい!!