アルバイト・パート初心者の方必見!履歴書の書き方から提出までの流れ
はじめに
就職活動やパート・アルバイトをするときに必ず必要となってくる「履歴書の提出」。
履歴書を書くには何が必要か??どのように書けばいいのかよくわからない!
そんな方のために!
今回は初めて履歴書を書く人に焦点を当てた「アルバイト・パート用の履歴書の書き方」について解説していこうと思います!また履歴書を書いた後の履歴書の提出の仕方も解説していきます。
以下にこのページの流れを示します。この流れにそって説明していきますので、ある程度履歴書の書き方がわかる方は
自分の知りたい項目から読んで下さい。
準備するもの
履歴書を書くときに必要となるものを以下に紹介します。
①履歴書
アルバイト・パートで履歴書を作成する場合は、「アルバイト・パート用」の履歴書を使用するのがいいです。コンビニや文房具店・ホームセンターなどで販売しています。一般用の履歴書と「職歴を書くスペースが少なく、希望の勤務日や時間などを書く欄のスペースが多くなっています。
②写真
基本的にはカラー写真ですが、白黒でも大丈夫です。好印象を持たれる写真を使用しましょう。写真は写真館やスピード写真等で撮影することができます。
③ボールペン・万年筆
履歴書に書く時は、万年筆や黒・青のボールペンで記入します。それ以外の色や鉛筆等で記載はNGです。
④ハンコ
スタンプ式の簡易版のハンコではなく、認印の朱肉で押しましょう。かすれたり曲がったりしないように丁寧にやりましょう。
⑤封筒
封筒も基本は白色の封筒で、封筒サイズも入れる書類が折らないで収まるサイズの封筒を購入しましょう。
それぞれの注意時点
ここでは上であげた①~⑤の物についての注意点を書かせていただきます。
①履歴書
履歴書の種類
履歴書は大きく分けて3種類の履歴書があります。
以下にそれぞれの履歴書の特徴をご紹介します。
特にこだわりが無い場合は「JIS規格の履歴書」を使用するといいと思います!
履歴書のサイズ
履歴書にもA4サイズやB5サイズなど何種類かサイズがあります。履歴書のサイズはどちらをつかっても特に問題はありません。自分が用意した封筒のサイズに合わせて購入するのも良いと思います!
②写真
履歴書写真の注意点
写真は履歴書を見るときに真っ先に目がいく項目となります。つまり第一印象の項目となります。
写真は意外とクオリティに差がでやすい部分になります。
職種によっては写真映りも採用の評価ポイントが高い項目になるところもあります!
応募数が多い企業では面接する前に履歴書で足切で切るところもあります。
そういう高倍率の企業で面接までたどり着くには、写真映りも手を抜けないポイントにもなります。
(私の経験上では、よほど写真映りが悪い時以外はほとんどの会社は写真映りで採用を落とすことはないと思います)。
そこで写真撮影では以下の点に注意が必要になります。
・スピード写真
・解像度が低い、暗い写真・映りが悪い写真
・顔が笑っていない
上記の共通点としては、写真撮影に対して「手を抜いている」ように感じられます。このような写真が履歴書に貼られていると「この人は仕事の完成度が高くないかもしれないな、、」と思い込まれてしまいます。
履歴書写真のルール
逆に、いくらいい写真が取れていても履歴書写真のルールを守っていないと「常識が無い」と判断されてしまいます。そこで以下に履歴書写真の基本ルールを紹介しますので、みなさんもこのルールを守った上で写真撮影を行うといいと思います!
ルール1:写真サイズは原則 縦36mm~40mm、 横24mm~30mm
ルール2:最低3ケ月以内に撮影された写真を使用する
ルール3:本人と確認しにくくなるようなアクセサリーは外す(サングラスや帽子など)
ルール4:背景色はブルーあるいは白が望ましい
履歴書写真の服装について
・勤務時がスーツのところは履歴書写真もスーツ姿で撮影する
塾講師やオフィスなど勤務中もスーツの場所に履歴書を送る場合はスーツで撮影するのが原則となります。
・勤務時が私服やその会社専用の服な場合は私服でも可
アパレル店員やコンビニなど勤務中スーツでない会社では私服で撮影しても可能です。しかし私服にも色々なものがあるので
私服によっては履歴書の写真にはそぐわないもの(派手な服・露出が多いもの・タンクトップ等)もあるので、無難にシャツや学生の場合は学生服などで撮影するのがいいと思います。
履歴書写真の髪型
「男性・女性編」
×前髪が目にかかる
〇前髪を分ける・流す
前髪が目にかかると顔がはっきり判断できなくなってしまいます。また暗い印象を与えてしまいます。前髪が長い人は顔に前髪がかからないように横に流したり、分けて撮影するといいです。
「女性編」
×髪の毛が肩から胸にかかっている
〇髪の毛を方の後ろに流す
社員のように髪が服装を覆うのも原則印象はよくありません。後ろに流したり、髪をゴムで束ねて撮影するといいと思います。
履歴書の写真の貼り方
①履歴書の写真枠より少し大きめに写真をきって貼り付ける
②切断部分が曲がらないように切り抜く
③貼り付けたときに糊がはみ出ない様に貼り付ける
④履歴書に貼りつける写真の裏に名前を書いてから貼る
以上を意識して写真撮影してもらうと良いと思います!
③万年筆・ボールペン
ボールペンの場合は油性でも水性でもどちらでもOKです!
鉛筆はNGです。
「消せるもので書いてはいけません」。改ざんされる可能性があるものでの記載はNGとなります。
また間違った所に修正液や修正テープを使用するのもNGです。
一文字でも間違えたら書き直しになります。
しかしどうしても修正したい場合は、、、
修正場所に「二重線+訂正印」で対応します。(以下の図参照)
ただし、この訂正も1回が限度になります。
④ハンコ
押印欄がある履歴書と押印欄が無い履歴書
現在市販されている履歴書には押印欄がある履歴書と押印が無い履歴書の2種類あります。
基本的にどっちの履歴書を使用しても問題は無いです!
押印欄がある履歴書を使用した場合は必ず押印をしないといけません。
押印欄が無い履歴書は押印する必要はありません。
たまに押印欄が無い履歴書で企業側から「押印をお願いします」と言われることがあるかもしれません。
その場合は氏名の横に押印してください!
履歴書で使用するハンコの種類
履歴書で使用するハンコはシャチハタは使ってはいけない!認印を使用する!
朱肉を使用しないハンコやシャチハタは履歴書にNGです。認印を使いましょう!
(※シャチハタ:文字の部分がゴムで彫られているもの。朱肉を使わないでハンコの内部に詰めたインクが少しずつにじみでるもの)
何故シャチハタを使用してはいけないかというと、履歴書は大事なビジネス書類となります。シャチハタは文字の部分がゴムのため劣化しやすく傷がつくと印影が変化する恐れがあります。また力を入れて押すとゴムが変形して同じ印影にならないからとなります。
押印をよく失敗する人の対策
押印をよく失敗する人は力の押し方よりも印鑑の方がコンディションが悪いことの方が多いので文字の部分に不具合が無いか確認しましょう。そして何回か練習してから履歴書に押すといいとおもいます。
それでも上手く押印できない人は押印欄が無い履歴書を使うのがいいと思います(笑)
⑤封筒
封筒の選び方
履歴書を送る封筒は白色封筒を使用しましょう。
茶封筒は白封筒と比べて薄くて破れやすいので相手の手元に届いた時には
破損している可能性もあるかもしれないので、無難に白色封筒を使うと良いと思います。
添え状
企業に書類を送るとき提出書類の他に、添え状も同封する必要があります。
(添え状:書類を送る相手(企業)に何の書類が、誰から送られてきたのかを把握してもらうための書類です)
添え状は正直、同封し忘れても合否に影響はでないはずです。しかし同封されていれば印象は良くなります。
書類の書き方
最後に「履歴書」・「封筒」・「添え状」の書き方をご紹介いたします。
履歴書
①~④の記入例を下に記載します。
①提出日:履歴書を提出する日にちを記載します。
②履歴書の写真:規定のサイズに切り取りノリで貼ります。
③生年月日・性別:自分の生年月日・自分の性別に丸で囲みます。
④現住所・電話番号:現在住んでいる住所を記載します。電話に出れる電話番号を記載します。
⑤の記入例を以下に示します。
「学歴の書き方」
特に決まりはありませんが、基本は高校の卒業から記載していきます。
大学では学部や学科の書き忘れが無いようにしましょう。また「高校」ではなく「高等学校」と正式に記載します。
「職歴」
社会人経験がある場合は職歴も続けて書きます。
基本的には正社員のみを記載しますが記入欄に余裕があるなら、パート・アルバイト経歴を書いても差し支えありません。
「和暦と西暦の早見表」
⑥の記入例を下に記載します
応募職種に関係のあるもので重要度の高いものから記入していきます。
現在取得に向けて勉強中のものがあれば上記のように「〇月〇日資格を受験予定」と書いても良い。
⑦~⑨の記入例を以下に示します。
「志望動機」
その会社に志望した理由を書きます。面接官も興味を持つ欄ですので、しっかり書きましょう。
「特技」
ここに書く特技もその仕事で役に立てる特技を書きましょう。
「アピールポイント」
アピールポイントとは、つまり自己PRの事になります。自分はこういう事が好きです!や、こういう事が得意ですなど
会社に自分を雇ってもらうための自分の売り込みをする欄となります。
「本人希望欄」
ここは、もし会社側に何か伝えておきたいことがある場合記載する欄となります。例えば「日中は学校に通っているので電話に出るのは厳しいです。18時以降なら電話に出る事が可能です。のように伝えたい事があれば記入してください。特になければ「特に無」と記入しましょう。空欄は避けましょう。
封筒
封筒は採用担当者が最初に目にするところです。書き方次第で印象も大きく変わります。
①宛名
書く場所のバランス的に封筒の真ん中やや右に会社名を記載。(株)と省略して書くのはNG。
会社名を書いた後の書き方
・部署までしかわからない場合:「〇〇部(〇〇課) 御中」
・担当者名がわかっている場合:「〇〇部(〇〇課) 〇〇様」
・担当者もわからない場合:「〇〇部(〇〇課) 採用担当者様」
(※個人名や採用担当者と記載する時は語尾に「様」、会社名の場合は「御中」と記載)
②相手住所
郵便番号記入欄に相手の郵便番号を記入。郵便番号記入欄が無い封筒の場合は上の図のように右横に記載
③履歴書在中
書くのが苦手な人は文房具店でや100円ショップでスタンプを購入して行うのもいいと思います
④封をする所
口が開かないようにしっかり糊で封をする。セロハンテープ等を使用するのはNG
⑤差出人情報
封筒の左下に自分の名前・住所・郵便番号を縦書きで書く。
都道府県名から建物などを省略しないで書く
履歴書の郵送の仕方
ここではついでに履歴書の出し方にも触れておきます。
履歴書の郵送方法は色々ありますが、ポストに直接入れるのはおすすめできません。
料金不足など思わぬトラブルが発生する可能性があるからです。
一番良いのは、郵便局員に料金を支払い対応してもらうのが一番良いと思います。
添え状
添え状は正直に言うと提出しないといけない書類ではありません。しかし添え状があった方が親切です。
以下に添え状の例を載せます
①宛名は左上に記入する
1行目に正式な会社名を記入します。2行目に担当者担当者の名前を書きます。部署宛があれば「御中」、担当者がわからない場合は「採用ご担当者様」と記入します。
②日付は右上に記入。その下に自分の住所・名前を記入する
日付は西暦・和暦どちらでもかまいません。履歴書を送付する年月日を記入。その続きに自分の現住所、電話番号、名前を順に1行ずつ記載します。電話番号は自分が一番とりやすいものの番号を記入します。家の番号でも形態の番号でもかまいません。
③頭語と結語を記入し文章を書く
頭語と結語とはビジネス文章で使われる語です。この2つでセットになります。片方だけでは意味がありません。頭語と結語も何種類かありますが、基本的によく用いられるものは「拝啓」・「敬具」の言葉となります。続きの文章も上記の文を使用すれば大丈夫です。
④同封する書類は箇条書きで記載する
中央揃えで「記」と一文字記入し、その下に同封書類の名称と枚数を記載しましょう。全て記載した後は、右下に「以上」と書いて添え状は完了となります。
最後に
以上が履歴書を準備して提出までの流れになります。
必要最低限のルールを守れば、「こうしなければいけない」というルールはありません。読む側の気持ちになって履歴書を作成すれば、おのずと良い履歴書が書けるようになってきます。最初は慣れるまで、1枚履歴書を書くのに時間がかかってしまうと思います。
この記事を読み遅くてもいいので「しっかりした履歴書」を作成して提出しましょう!頑張って下さい!