人によってとらえ方はそれぞれ?ブラック企業の定義
就活相談にのっていると学生さんや相談者様から
「ブラック企業の見分け方を教えてほしいんですけど、、」と聞かれることがあります。
ブラック企業とは??
[su_note radius=”0″]労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業の事。「ブラック会社」ともいいます。 度を超えた長時間労働やノルマを課し、業務とは無関係な研修やパワハラ、セクハラなどで肉体・精神を追い詰め、戦略的に「自主退職」へと追い込む。金融危機の影響で就職難が深刻化した2000年代後半から、こうした悪辣(あくらつ)な企業を指すようになった。その明確な定義はないものの、以上のような「合法か否か」の境目をはるかに超えた「劣悪な労働」「非情な使い捨て」などが特徴。企業規模や知名度とは関係なく、入社3年内の離職率の高さや社員の年齢構成(30~40代が極端に少ない等)が1つの指標とされる。(wikipediaより) [/su_note]
と言われています。
しかし
今の世の中残業が無く、かつ給料が良く、社風が良いという完璧な会社はありません。
どの企業もそれなりに残業もあれば、気難しい上司もいます。
また人によって価値観がそれぞれ違うので、私が思うブラック企業の定義と相談者様の思っているブラック企業の定義は違うということです。
なので私が「この企業はブラック企業ではないな!」と思って紹介した企業も相談者様からするとその企業はブラック企業と感じてしまうこともあります。
つまりブラック企業とは人によってそれぞれ定義が違います。
残業時間120時間!これはブラック企業??
私は前職の時に周りの人から「よくそんな激務続けられるね。俺だったら耐えられないわ。」とよく言われました。
確かに私は自他ともに認めるほど企業一労働時間が長い部署の一番大変な役に就いていました。
そのため私に対して会社の愚痴をこぼす人よりも同情してくれる人の方が圧倒的に多かったくらいです。
しかし私はこの会社に入ってから一度も
「ああ、、この企業ブラックだなあ、、辞めたいな」と思った事は一度もありませんでした。
というかブラック企業だなあ、、って思いませんでした。
私は学生の頃から徹夜をよくして実験結果をださないといけないような結構忙しい研究室で作業をしていた事もあり長時間労働・休日出勤などにあまり抵抗がありませんでした。
そのため会社に入っても長時間労働やたまにの休日出勤があってもあまり苦に感じませんでした。
その会社を辞めてフリーランスになった今は、明確な休日日は無くほぼ毎日仕事をしていますが、そこまで苦に感じません。
ですので私の価値観からすると長時間労働や休日出勤などの要因はブラック企業の要素にはなりませんでした。
逆に私は人間関係に神経質です。
放任主義な人達があまり好きではなく、コミュニケーションをとりたがらない人や人との関わりが少ない環境があまり好きではありません。
前の会社は毎日20~30人以上の人と接する事ができる環境で最高に楽しかったです。
そのため長時間労働に耐えれたとも言えます。
今の仕事は前の職場より長時間働く事は無いのですが、オフィスで記事をパソコンで打っている間はほとんど人と接することが無いので、そういう意味では前の会社に比べ人との関わりが少ない環境にちょっと物足りなさは感じます。
なので週末などは友人と飲みにいったりして補おうと思っています(笑)
以上より、私の中でのブラック企業の定義は月残業時間120時間!や、基本的に毎日仕事ね!という事ではブラックとは感じません。
私はそこに関して強い価値観を持っていないからです。
もちろん毎日働かなくていいなら働きたくはありませんし、残業もしなくていいならしたくありません。
しかし、「友達と飲み会にいくのは時間の無駄だよと思う社風」や「人と喋るよりひたすらキーボードを打ってなさい!」と言ってくるような環境でしたら
「ああ、、俺こういう環境は嫌だなあ、、」と思ってしまうと思います。
私にとって友達やコミュニケーションを奪われるのは長時間勤務より苦に感じます。
なので人間関係に障害がある社内環境があると、私はブラック企業だな!って思ってしまうかもしれません。
さいごに
ブラック企業の定義は人の大切にしている価値観によってそれぞれ違うという事です。
ですので私みたいに「人間関係一番!」と思っている人は人間関係が悪い企業をブラック企業と思ってしまうかもしれませんが、逆に「人間関係はあんまり興味ない」という人からしたら、私と価値観が違うためにそう感じないと思います。
なので皆さんも自分の中で譲れない価値観はなんなのか?
そして何なら妥協できるか。
しっかり理解した上で、自分はどんな企業がブラックなのか考えてみましょう。