心に響く自己分析のやり方!~自分の中の核をみつけよ~
Contents
~はじめに~
「就活は、まず自己分析から始めよう!」とはよく言いますが、そもそも
「自己分析って何をやるの?」
「どう進めればいいの?」
「なんで自己分析をしないといけないの?」
とわからないことばかりなのではないでしょうか。
そこで、就活初心者の学生のための自己分析の基礎知識から自己分析の方法をご紹介します!
また自己分析がある程度できる中級者以上の方に役立てれるような、テクニック等も紹介したいと思います!
なぜ自己分析を行うのか
突然ですが、以下のような面接がありました。
面接官
自己PRをお願いします。
Aさん
私はリーダーシップがあります!
面接官
なぜリーダーシップが強いんですか??
Aさん
大学の頃サークルでキャプテンを担当していてチームをまとめあげていました!
面接官
なんでキャプテンをやろうとおもったのですか??
Aさん
チームの中で一番リーダーシップがあると周りから推薦があり、やらさせいただきました!
面接官
周りの部員よりどのくらいリーダーシップが秀でていると感じましたか?
またリーダーシップを発揮して何かを達成できた事がありましたら教えてください。
Aさん
・・・・・。
面接官
(この人は本当にリーダーシップがあるのかな??納得できる具体的なエピソードがないなあ、、
これです!
上はシミュレーションという事なので勝手に「リーダーシップがある」という設定で話を進めていきましたが、いざ自分がAさんの立場で自分を説明した時に、面接官を納得させられるように答える事ができましたでしょうか?
就活では面接官は上のシミュレーション以上に深く内容を掘り下げてくる可能性もあります。
でもそれは面接官はあなたをイジメたくてそうやっているわけではありません!、、、多分。
あなたの事を真剣に知りたいから聞いてくるのです!
友達なら毎日会って遊んだりして、その人の事を段々理解していけばいいのでわざわざ「○○さんはどんな人?」って聞いてくる人は少ないと思います。
しかし就活の面接では短い限られた時間で相手の事を正確に理解しないといけません。
そのため嘘やごまかしが聞かない、その発言が納得できるエピソードを聞こうと深い話しを聞いてきます。それにちゃんと答えれるようにするために自己分析を行う必要があります。
自己分析を始める前に、、
早速自己分析を始めよう!と意気込んでいる方もいると思います!
素晴らしいです!しかしちょっと待ってくださいね!
自己分析を始める前に意識してもらいたい事があるんです!
特に就活を始めたばかりの人には特に!
これは「自己分析において重要」というよりは、、
「自己PR作成やES作成など全てにおいて共通で重要な要素」
これを意識しているか、いないかで就職活動にだいぶ差がでると思いますので、あえて最初に説明しようと思います!
ですので、もし「私には時間が無いんだ!自己分析の方法だけ知りたい!」という人は
下の方に「自己分析のやり方」という章があるのでそこからお読みください!
今から話す内容は若干、、、長いので、、、汗
時間が無い方や飽きた方はそこから読み進めて下さい!
ではここから先、お付き合いできる方はよろしくお願いします!
就活中は常に意識していてもらいたい事! テクニック・意識編
「考えていることを上手く伝えることができなかった、、」
「あの時どうして上手く言えなかったのだろう、、、」
頭で思っているよりも、人に自分の気持ちや意見を正確に伝えるのはとても難しい事です。
自分が言いたいことをちゃんと言い切れたとしても、自分が伝えたかった事が面接官に100%伝わってるとは限りません。
意外なことに就活生が伝えたい事と面接官に伝わった内容が一致していないことがよくあります。
そこで勘違いが生じて上手く話がかみ合わずに、面接試験を落ちてしまうという事もあります。
言いたいことを全てぶつけて落ちてしまったなら納得いくかもしれませんが、伝えたいことを上手く伝えれなかったために、面接官が勘違いや思い違いをしてしまい落とされてしまう、、なんてもったいなく悲しい事はありません。
そんな悲劇をさけるためにも勘違いしていたらマズイ!大事な要素を紹介・解説したいと思います!
「就活生と面接官の男と女のようなすれ違い」
いざ就職活動を始めても成果が現れない人は結構います。
それは「その人の性格に問題がある」のではなくて、就活の取り組み方が間違った方向に進んでいる可能性があるからです。
就活生の最大の勘違い。
就活生が面接官に「これをアピールしたい!」と思っていることと面接官が就活生の「ここを知りたい!」と思っている部分が違うという事です。
男女のカップルでわかってほしいのにお互い気づいてくれない!というすれ違いのように、、
いくら早い段階から就職活動に取り組んでいても間違った方向に努力していたら企業から内定をいただくのは難しいです。
だからこそ就活を始める最初の時点で、正しい方向に進んでもらう事が重要なためにノウハウの紹介より先に書かせていただきました。
ここでは特に就活を始めたばかりの方が勘違いしやすい要素を紹介していきます。
面接官が知りたいのは結果ではない
就活でエントリーシートや面接で
「あなたが学生時代頑張った事はなんですか?」といった質問に「僕はこんな事をしてきました!」「私はこんなすごい事をしてきました!」と自分がしてきた事の「結果」をアピールしている学生が多くいます。
しかし面接官が知りたいのは就活生が学生時代に行ってきた結果ではなく「過程」を知りたいのです。
以下に2つのパターンを紹介いたします。
パターン1
面接官
Aさんの得意科目はなんですか?
Aさん
私は英語が得意です!トイックのスコアは800点をとりました!
面接官
トイック800点はすごいね!どのようにして取り組んでトイック800点をとったんですか?
Aさん
私は書店に売っている教材を全て買い毎日コツコツ解いて習得しました。勉強をする前はスコアが450点でしたが一日2時間勉強すると目標をかかげ、毎日かかさず教材を100冊ほどこなした5年後についにトイック800点をとることができました!
パターン2
面接官
Bさんの得意科目はなんですか?
Bさん
私は英語が得意です!トイックのスコアは750点をとりました!
面接官
(さっきのAさんと同じく英語が得意なのか、、点数はAさんの方が上だけど、、)どのようにして取り組んでトイック750点をとったんですか?
Bさん
私はまず、効率よく勉強するために何が得意で何が苦手か知らべて勉強に取り組みました。調べたところ私はリーディングよりリスニングの方が苦手だという事がわかりリスニングを重点的に取り組みました。またリスニング能力をあげるために夜ウォーキングしながら英語の音楽を聴いたり、好きなアニメを英語版で見てネイティブ英語に慣れることに徹しました。その結果苦手だったリスニングも点数が伸びて2年半でトイックの点数が450点から750点まで伸ばす事ができました。
いかがでしたでしょうか?
あなたがもし面接官の立場でしたらAさん・Bさんどちらを採用したいと思ったでしょうか?
恐らくほとんどの人がBさんを採用しようと思ったのではないでしょうか?
AさんはBさんよりもトイックの点数(結果)は高いのですが、勉強の取り組み方(過程)に関してはBさんのほうが魅力的に感じなかったでしょうか??
まず重要になるポイントは企業側の立場からするとポイントは①成果を出すまでの時間と②課題に取り組む方法になります。
①成果を出すまでの時間
企業は決められた期日で成果をださなければなりません。そのためいかに早く成果を出してくれるかが重要になってきます。
そのためAさんはトイックの点数こそBさんより高いので、企業で例えるならば仕事の成果クオリティはBさんよりもAさんの方が優秀です。
しかしAさんはトイック800点をとるのに5年かかりました。一方BさんはAさんよりもトイックの点数は750点と低いですが、2年半の期間で750点をとりました。
企業は
締め切り期間が過ぎたが仕事成果が120%の事をされるよりは締め切り期限を守って仕事成果が80%くらいの方を優先します。
②課題に取り組む方法(姿勢)
会社に入ると色々な仕事をやらされます。
そして会社の仕事は学校で習ってきたことをそのまま活かせるという事がなかなかありません。
そのため色々な課題や自分で判断しないといけない場面に遭遇します。
そこで面接官はそのような課題に学生がぶつかった時に、どのようにその課題に取り組むかが知りたいのです。
上の例ではAさんよりもBさんの方が現状の状態を把握し、何が足りないかを自分で考えて取り組む姿勢が伺えます。
一方Aさんはコツコツ取り組む一筋なので何か起きたときのとっさの状況判断や問題解決がBさんよりできないと判断されます。
企業では課題が生じたときにいかに現状を把握して考えを導きだせるかも重要になってきます。
以上のことから
面接官がトイックの点数(結果)よりも勉強の取り組み方(過程)を大事にしている理由がよくわかったと思います。たしかにトイックを800点とっているという結果も評価の対象にはなります。
しかし即戦力を求めている転職試験は結果が重要になりますが、新卒試験はポテンシャル採用といわれるように結果よりも過程が重要になることから転職試験ほど重要な項目にはなりません。
今回はトイックを例に出して説明しましたが「野球で甲子園に出場することができました!」や「卓球で全国大会に出場することができました!」とアピールするのも違います。
アピールするのは「どのように取り組んで甲子園・全国大会に出場できたか」という過程をアピールしてください。
なので逆に
「自分は野球部だったけど、県大会までしか出場してないから全国大会に出場した人のアピールには勝てないから、、面接で話すのは止めよう、、」と諦めるのではなく
「自分は県大会までしか出場してないけど、全国大会に出場している人以上の取り組みや方法を自分で考えて成果を出したんだぞ!」というようなすごい取り組みをしているのでしたら、結果にこだわらずにアピールしていいと思います。
私も面接で部活で県大会までしか出場していないのですが取り組んだ内容が好評で、部活で全国大会出場した事をアピールした学生よりも好評価をいただきました。
なので皆さんもアピールするネタは「自分は野球で甲子園出場してすごい結果を出したから、、この話をしよう!」と決めるのではなく「成果はだしていないけど、画期的な方法を見つけてそれで成果がかわったぞ!」という話を自己PRのネタとして探すといいと思います!
自己分析をおこなうにあたっての注意点
自己分析をはじめるにあたり、最後に注意点を説明します。
これから自己分析を行っていきますが、自己分析を行っていく上で意識しておかないといけないことがあります。
・多感な時期は妄想で突き進んじゃう!!先入観で自己PR決めパターン
好きな人ができると心が躍りますよね!
そして好きな人の情報を聞くと頭の中でどんどん勝手に妄想が膨らみ、、やがて妄想が自分の中で現実でもそうなんだ!と勝手に決め付けてしまいます。
あの人は私にハンカチを拾ってくれたから優しいに違いない!
きっと家でも家族にもやさしくて、、それでいてその、、etc これが先入観・固定概念となります。
自己分析において一番多いのは「自分は部活やバイトを長くやっていたから、継続力が長所のはずだ」と最初から長所を決めつけて、ちゃんと自己分析をしないで先入観で自己PRを決めてしまうパターンです。
しかし、そうやって安易に決めると、「なぜ続けられたのですか?」「続けるためのあなたなりの秘訣は?」「部活の他に継続力を発揮した経験は?」と深く掘り下げられ、全く答える事ができなくなり面接に落ちてしまいます。
先入観にしばられては自己分析は上手くいきません。
じっくり過去の経験を掘り下げれば、「自分が本当に得意なこと」が見つかります。
先入観に縛られず、まず過去の経験を振り返って、「なぜ頑張れたのか?」「なぜ継続できたか?」「自分はそこでどんな行動をとったのか」を掘り下げていきましょう。
・相手に合わせます!!志望企業に合わせる自己PR決めパターン
好きな人が出来ると、その人に好かれようとその人が好きな趣味や性格に近づこう!と本来の自分とは違う自分を演出します!、、、無理をして。
結果長く付き合っていくうちに段々演じるのが大変になり、「ああ、、自分とは合わない」となって別れるケースがあります。
就活も同じです。
入りたい企業の求める人物像を意識しすぎて本来の自分を無理やりその求める人物像に近づけようとします。
仮にこれで内定をとっても本来の自分の本質と違うのですから、どこかで企業とのギャップが生じると段々辛くなっていき「ああ、、私の性格と合わない」となって退社してしまうケースもあります。
これが志望動機にあわせて自己PRを決めるパターンです。
「メーカーの求める人材は、チャレンジ精神のある人材だ。チャレンジ精神を発揮した経験はないかな?」と志望企業に縛られて、自己分析をしてしまいます。
すると、「チャレンジ精神を発揮した経験は?うーん…人見知りだけど小売業のアルバイトをしたことかな…」とチャレンジ精神をアピールするには、いまいちな経験を選ぶことになってしまいます。
志望企業の「求める人材像」は忘れて、学生時代の経験を詳しく分析し、「自分はどんな人間なんだろう?」と自分の本当の長所を探してください。
自己分析のやり方
長い長い説明に付き合って下さった方も、
ここから読み始めた人もお待たせしました!
いよいよここから自己分析のやり方を紹介していきます!
学生に就活セミナーを行うとよく聞かれる質問が「一番いい自己分析のやり方はなんですか??」です。
ここまで記事を読んでいただいている方もすごくガッカリする答えになるのですが
僕もよくわかりません
どういうことかというと、人によって、適切な自己分析が違うような気がします。
自己分析は書店でも自己分析専用の本が出版していたり、ネットで「就活 自己分析」と検索すると色々な方法の自己分析方法がでてきます。
ダイエットと似たようなもので、誰でもビリー・ザ・ブードキャンプをやっても痩せれるとは限りません。
人によっては毎日ウォーキングするのが一番いい方法なのかもしれないし、逆に食事制限ダイエット・酵素ダイエットが向いている人がいるように、自己分析もその人にあった自己分析方法を見つけてやるのがいいと思います。
なのでここでは、この自己分析を行えば完璧です!というやり方ではなく、私が知る限りの自己分析の方法を実例をいれながら紹介していきますので、皆様はその自己分析方法を見て「これは自分的にやりやすそうだな!」ってものを探してもらって取り組むといいと思います。
Whyで掘り下げ作戦 ~出川さんみたくWhy??と自分に聞きまくれ!~
出典:ねこ写真4コマあずきさんとだいずさん ビジネス基本用語5W1H
この章の一番最初にAさんと面接官のやりとりがありましたよね?
その時のやり取りでリーダーシップについて答えれていませんでしたよね?
ここではこのようにあなたの性格を掘り下げられた時に対応できる自己分析方法を紹介いたします。
その方法が、、「WHYで掘り下げ作戦」というやり方を説明します。
名前かっこわるっ、、、って思ったと思います、、
ネーミング悪くてすいません。呼び方は何でもいいです!
まずおおまかな流れを以下の図に示します。
図を見たとおり、全てのことに対してWHY??(なぜ)と聞きまくっていく作業です。
「やり方」
①学生時代で印象が深い要素をまず書きます。数は多ければ多いほどいいです。上のチャートでは「アルバイト」「趣味」「部活」がそれに値します。
②そしてそれぞれの項目に対して「何故それをしようと思ったのか」→「その答え」→「何故そう思ったのか」→「その答え」→「何故そう思ったのか」という具合に続けていきます。するとどこかで限界がきます。つまり理由が答えられなくなります。
そしたらその項目はそこで終了で、残りの項目を同じように行っていきます。
すると全ての項目の理由にどこかしら共通点や似た点が発見されてきます。
これは掘り下げが多ければ多いほど共通点が見つけやすくなります。
ちなみにこの作業の掘り下げるレベルは「なぜアルバイトをやったのか」→「給料がよかったから」というレベルで終わるものではありません。
「なぜ給料がいいところで働きたいのか?」→「お金がたくさんほしいから」→「なぜお金がたくさんほしかったのか」→「海外旅行に行きたかったから」→「なぜ海外旅行にいきたかったのか」→、、、、と言い訳できなくなるまで掘り下げなければいけません。
そこで複数の項目で掘り下げきった理由の共通点を見つけたらそれがあなただけの「核(=あなただけの個性)」となります。
以下に私が行ったWHYで掘り下げ作戦の流れを載せます。
多少省略してしまったのですが、要領としては上のような感じで行っていき自分だけの「核」を見つけます。人によってはこれ以上さらに掘り下げれるようでしたらどんどん掘り下げて下さい。
また私は「釣り」、「魚の飼育」の2つの要素で行いましたが、もっとある人は要素をたくさん出して書いていくともっといいと思います。
そして私の場合「魚の飼育」が好きな理由を掘り下げていくと、、好きな理由が「自分なりの独自のやり方で育て、そしてそれが立派な個体に育ったときが凄く嬉しい」と抽出され、「釣り」からは「自分で導きだした方法で釣れると嬉しい」と抽出されました。
この2つの
・「自分なりの独自のやり方で育て、そしてそれが立派な個体に育ったときが凄く嬉しい」
・「自分で導きだした方法で釣れると嬉しい」
共通部分は「自分なりの方法で物事を解決したり・処理できることに達成感を感じている」
となります。釣りにしても、魚の飼育にしても自分で「どうすれば釣れる様になるか、、、」、「どうすればここからさらに大きい個体に育てる事ができるか、、、」という、やり方は色々あるが正解がない事に対して自分で方法を考えて・実行することに喜びややりがいを感じているとわかりました。
これが私の「核」となります。
しかし面接で面接官から自己PRをしてください!と言われ「私は正解が無い事に対して自分で方法を考えて・実行することにやりがいを感じる人間です!」というのはセンスが無いです。
なのでこの導きだした核をそのまま使うのではなくて、この言葉をもっと面接官にもわかりやすい言い方に変えてアピールしましょう。
核ができたらそれを面接で使えるキャッチコピーに変える方法は自己PRの章で説明します。
あなたが浮いてた瞬間はいつですか? ~自分の変わった部分を思いだそう!~
私が面接を担当していて、面接にくる就活生の自己PRを聞いていると「私はコミュニケーション能力が高いです!」、「私は部活でリーダーをまとめています」とアピールをよく聞きます。
アピールしていることは素敵な事です。悪いことではありません。
しかし、就活生みんな似たような事をアピールするので、よほど印象が強いエピソードを話してもらわないと、なかなか印象に残りません。
私が担当していた学生も「大学時代体育会系野球部の話はあまり盛り上がらず、野宿生活の話は盛り上がる」という事がよくありました。
頑張ってきた体験を話すのも全然いい事なのですが、ライバルが多くて面接官側も新鮮味が無く面接官の心に響かない時があります。
いくらアピール内容が良くても面接官が聞く気力が低いとその話も輝きを放ちません。そんな時は視点を変えて、みんなが経験していない珍しい体験を話すことも効果的になります。
そこで就活生の中には「みんなと自己PRがかぶらないものをアピールしたい」という人が時折出てきます。「自己PRがライバルとかぶらない作り方テクニック」を自己PRの章にも記載しておりますが、ここでは自己分析をして他のライバルとかぶりにくい自己分析を抽出する方法を紹介します。
「やりかた」
①まず自分が今まで生きてきた中で良い事でも、悪いことでもいいので、自分のいる集団の中で周りとズレている・自分だけ浮いていた瞬間というのがあると思います。
例えば私の事例であげると
私は元羞恥心の上地雄輔が大好きなんですが、昔友人とお台場を歩いてたときに人だかりができているトラックを発見し近くに行ってみると「遊助(←上地のアーティスト名)お台場 ゲリラライブ インお台場」と書かれた文字を発見してしまい、、、気が付いたらトラックの前の人混みに入って遊助を待っていました。
少し落ち着いてきて周りを見渡すと、、、「あれっ、、今トラックの周りには300人くらい人いるけど、、、この中で男でいるの、、、俺しかいなくない??」我に返り後ろを振り向くと友人が離れたところで呆れた顔をしてこっちを見ていました。
この時私は「ああ、、遊助ファンの中で私(男)は結構珍しい存在なんだな」っと思いました。
皆様もこのようにふと周りを見たら、自分とは違うタイプの人だらけだった、ということはなかったでしょうか?
学生の時で例えるなら、
・田舎の学校に私だけ都会から転校してきて浮いた
・美術部に入ったら男は自分だけだった
・女性芸能人を好きになったことが無い etc
上の例は私が学生時代で実際に周りと傾向が違く、浮いてしまった一例です。
このように自分が浮いている瞬間を探します。浮くというのはその集団の中で自分だけ異質で目立つから浮いてしますのです。
しかし、それはこと「自分に注目してもらうことを自己分析でさがしたい」という方はこの方法で探すと普通の自己分析よりも自分の中のマニアックな性格が浮き彫りになるかもしれません。
それか「Whyで掘り下げ作戦」では自己分析できなくてもこちらの方法で自己分析ができるようになるかもしれません。
②これで抽出された項目について、その項目について「それでどうなった??」と問いかけてみて答えを出してみてください。上の例からひとつ出すと、
「田舎の学校に都会人の私が転校してきた」
↓ どうなった??
①田舎の人からすると都会人はすごい人というイメージがあったらしく、周りからたくさん声をかけられて有名になった。
→人に注目されるのが快感になる
→目立つ事ばっか考えるようになった
②早く仲良くなるために、人間観察をよくするようになった。
→人間観察が得意になる
→知らない人にも話しかけるのが得意になる
→四面楚歌も得意技になる
③「やっぱり都会の人だからね!」とすぐ人と比較されるようになった。そのため他人との比較に敏感になった。
→肩書きで比べられるのが嫌い
→自分の事を客観的に見れるようになった
以上のような形で自己分析を行っていき共通点がある項目や似ているものが多い項目が自分の本質に近いと思われます。
あなたはどう見られてる??~主観と客観は意外と違う~
「自分は自己分析をしっかりやった。面接でも上手く伝えれえると思います。それでも面接が通らない。」そんな学生に時々います。
自己分析をやることで一番危険な症状に陥ってしまった例と」言っていいかもしれません。
自己分析と聞くと自分一人で黙々とやるようなイメージがありますが、思い込みの激しい人が自分一人で自己分析しまくると、時にとんでもない結論を出してしまう事があります。
自己分析をすることで客観的な視点を失うと「ひとりよがりな人間」になってしまいます。それを防ぐために他人の意見を耳に傾ければいいです。
自己分析とは自己を分析することであって自己のみで分析することではありません。
そこで友達に以下のシートの項目を書いてもらいましょう。
①まず上のシートを自分と友人等で書いてもらいます。
ここで私の理想はただ仲の良い友人を複数人あつめるより、意識的に
①自分と性格が正反対な人
②自分と性格が似ている人
③自分より先輩の人
④自分より後輩の人
⑤先生・父・母
のタイプの人を選ぶといいです。
上の5パターンの人にこだわらなくてもいいのですが、要するに自分と考えや価値観が違う人の意見をもっている方に聞いた方が効果的です。
自分では意識していない部分や気にしていない部分を見てくれているかもしれないので参考になります。
それぞれについて説明します。
①自分と性格が正反対な人:自己分析でパートナーを選ぶならこのタイプの人とやるのはお勧めです。
自分と正反対ということは、価値観や物の見方が自分と異なるという事だからです。
このタイプとディスカッションすると一番「なんで??」って思うことが多く、より掘り下げられて考えられます。
「①の人との自己分析パターン(イメージ)」
「魚の飼育が好きな人」
私は魚の飼育が大好きです。
「魚の飼育が嫌いな人」
魚の飼育はどこが楽しいの??
「魚の飼育が嫌いな人」
餌あげるの大変だし!
「魚の飼育が嫌いな人」
逆にパソコンゲームの魚の飼育とかじゃ駄目なの??
②自分と性格が似ている人:このタイプの人と自己分析をやると意外と似たような返答が返ってくることが多いです。
このパターンの人と自己分析を行ったときは自分が思っていることと似ているか、確かめるのにもいい存在となります。
しかし性格が似ていると「それわかる~」と掘り下げないで共感で終わる可能性があるので、「具体的に何に共感できるのか」をしっかり聞きだしながら分析しましょう!
③自分より先輩の人:同級生以外の人からどう見られているか知っているのも重要な要素になります。
会社に入ったらまずはじめは、ほとんどの人が先輩となります。
なので先輩や年上の人に自分はどう見られているのか知っていることも重要になります。
また聞きやすい先輩でしたら「もし私が会社で先輩の部下になるならどう思いますか?」と聞いてみるのもいいと思います。
④自分より後輩の人:こちらも同様です。
今度は後輩から自分がどう思われているか確認するために必要になります。
こちらも聞きやすい後輩でしたら「自分が会社の上司だったらどう思う?」と聞くのもいいと思います。
後輩と自己分析を行うにあたって注意点があります。恐らく後輩は気を使って返答する事があるのですが、そのような場合はむしろやらない方がいいと思います。
中途半端に説明されて変に真に受けて本質からズレたら意味が無いので注意してください。
⑤先生・父・母:このグループは多分一番聞きにくいと思いますが、恐らく本質を一番見抜いてくれている存在だと思います。聞きにくい気持ちはよくわかります!なので面と向かって聞くのが苦手でしたら電話で聞いてみたり、メール等で送ってもらう等で対応してもいいと思います。
ぜひ勇気を持って聞いてみてください。
プロに協力してもらう!~これが一番無難かも、、笑~
今までの自己分析方法を読んでみてどうだったでしょうか??
正直どれもしっくりこないなあ、、って人もいたと思います。
そんな人のために最終手段です。
わからなければプロの就活アドバイザーや就職推進課の人に協力してもらう。という方法があります。
この方々は就職活動のエキスパートでもあります。
なので要領がわからないまま自分で自己分析をおこなうよりも効果的です。
また大学の就職推進課や就職活動が終わった先輩に相談するのもいいと思います。
それともし私でよければ自己分析のサポートもさせていただきます。
私に自己分析を依頼したい方は私が運営している
「オンラインサロンKISUKE大学」に入会している方には限定になりますが
就活サポートをさせていただいておりますので!興味があるかたは覗いてみてくださいね!
オンラインサロンKISUKE大学はこちらから(←現在準備中)
最後に
自己分析とは自分がどんな人間なのか、何に生甲斐を感じているのか理解するために行います。
「働いていればひとりにならずにすむ。働いていれば、誰かとつながり、社会とつながることができる。そして働いていれば、自分が生きていることを実感し、人としての尊敬を取り戻すことがができるのだ。だから僕の願いは「働きたい」だったのだ」(参考:ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく より)
これは堀江貴文さんがなぜ自分が働きたいのか自問自答して導き出した答えだそうです。
就活において、いや、自分についての答えを導く方法に正解はありません。
上で示したやり方とは全然違う方法で導き出してもいいのです。
そこが難しいところかもしれませんが、自分なりの方法で自分と向き合って自分を受け入れ、本来の自分を導きだしていきましょう。