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バラエティー番組から学ぶ!就活生や社会人自己PR文章の作り方

 2016/07/29 就活
この記事は約 16 分で読めます。 4,644 Views

はじめに

この記事ではESで自己PRを書く時のポイントを「バラエティー番組」を参考として解説していきます。

林先生が「芸能人にむけて」解説している事とお茶の間の見ている皆さんにも理解できるようにと、とてもわかりやすい内容となっています。

これから自己PRを書こうと思っている人や就活を始めたばかりの方などにもためになるわかりやすい内容となっています。

就活の気分転換にもなると思いますし、これを見て新たな考えも出るかもしれません。

是非ご覧になってみてください。

 

自己PR作成に役に立つ番組

今回私が取り上げた番組は以下の番組です。

「大人気!林先生の本気授業シリーズ」

こちらの内容に沿ってお話ししていきますので、お時間がある方はご覧になってみてください!

正直私が解説いれなくても林先生の解説だけで十分すぎるくらいなんですが「就活」という要素を織り交ぜながら少しだけ私の考えも入れさせていただきます。

 

美奈子さんから学ぶ!就活文章テクニック ~珍しいキャッチコピーでアピール~

美奈子

美奈子さんの自己PRを上に載せます!

林先生が指摘した点は完璧ですので林先生が触れていない事について書かせていただきます。

美奈子さんの自己PRから一番学んでほしい事は「珍しいキャッチコピーの作り方」です。

美奈子さんが自分をキャッチコピーで表現すると「6人の子供をもつシングルマザー」はとてもインパクトが強く、見ている人にも印象が残ります。

私が自己PRの記事で「インパクトのあるキャッチコピーの作り方」で提示した方法と同じ表現がなされています。

具体的にどういう方法かというと「2つの要素を掛け合わしてキャッチコピーを作る」という方法なんですが、美奈子さんの場合「6人の子供を持つ」と「シングルマザー」という要素を掛け合わせて「6人の子供を持つシングルマザー」という珍しいキャッチコピーになります。

「6人の子供を持つ人」は世の中探せばそこそこいます。また「シングルマザー」も世の中そこそこいます。

しかし「シングルマザーでかつ6人の子供を持つ」となると一気に珍しい人になります。

就活においても、こういう珍しい経歴や特技を持っている人は注目をされやすくなります。

「自分が経験した事の無い事を経験している。」「そこから得た経験則や考えを持っている」会って話を聞いてみたい!

となる事が多くなります。

ですので珍しいキャッチコピーを作るというのは意外と、とても重要になってきます。次でサバンナの高橋さんの自己PRの時にも詳しく解説していきますが「出だしにインパクトが無いとダメ」です。

就活においてキャッチコピーは文頭に来ることが多く、または自己PRのタイトルを書く時などにも使用される頻度も高くなりますので、キャッチコピーの重要性を今一度再認識するといいと思います。

 

サバンナ高橋さんから学ぶ!就活文章テクニック~ 出オチでインパクトを出しましょう!

サバンナ高橋

サバンナ・高橋さんの自己PR文です。

サバンナ・高橋さんの文章の作り方は企業に出す自己PRの作り方の良い見本になります。

企業に御社(高橋さんの場合は番組)で自分はどんな事ができるのかという事が書かれており、最後に「全力投球します」と志望熱意も書かれていています。

自己PRで重要な「御社では〇〇ができます+御社の志望理由の高さ」で構成された自己PRとなっています。

しかしこの文章は致命的な問題点があります。

それは、林先生が言ったように「文章にインパクトが無い」事です。

まず文頭の「言葉を大切に使う芸人」。

これは美奈子さんの自己PRで言うところの「6人の子供を持つシングルマザー」と同じキャッチコピーにあたります。

しかし美奈子さんのキャッチコピーと比べてサバンナ高橋さんのキャッチコピーはインパクトに欠けます。

理由として林先生も言っていますが芸人なら「みんな言葉を大切にする」からです。

この番組に同席している品川庄司の品川さんもこのキャッチコピーを使っても違和感がありません。

番組サイドとしても「言葉を大切に使う芸人はサバンナ・高橋君以外にもたくさんいるしなあ、、」となりインパクトにかけてしまいます。

つまり

[su_note radius=”0″]サバンナ高橋=言葉を大切にする芸人=品川 [/su_note]

も成り立ちます。

つまりこのキャッチコピーはサバンナ・高橋さん「だから」使えるキャッチコピーではありません。

ほとんどの芸人が使い回せるキャッチコピーとなります。

一方「6人の子供を持ちシングルマザー」は芸能界において一番似合う人は美奈子さんだと思われます。

インパクトだけでなく説得力もつきます。

そのためこちらのキャッチコピーはインパクトがあるのです。

実はこのサバンナ高橋さんの自己PRのミスは多くの就活生も同じ事をやっている人が多いです。

 

例えば

「私はリーダーシップがあります!」

「私はコミュニケーション能力が高いです!」

と面接やエントリーシート(以下ES)でアピールする学生がいますが、それとまったく同じ事を言っている事になります。

リーダーシップがある人は沢山います。あなた以外にも。

コミュニケーション能力が高い人も沢山います。

なのでそのようなアピールをしてもインパクトに欠けてしまいます。

「どのくらいコミュニケーション能力があるのか」

「どのくらいのリーダーシップがあるのか」

数字を使ったり比喩表現を使ったりしてもっと面接官がイメージしやすいキャッチコピーに変えましょう。

また数字を使って具体的に表現する方法で注意点があります。

それは

数字のとらえ方は人によって尺度が変わってきます。

どういうことかと言うと

就活生が「私は部員30人のリーダーとしてリーダーシップを発揮してきました!」と面接で言って、、

中小企業の人からすれば

「30人まとめあげたのか!すごい!」とおもうかもしれませんし

逆に超大手企業からしたら

「なんだ、、たった30人しかまとめ上げれてないのにリーダーシップがあると言っているのか、、」

となってしまう事があります。

この境界線は人や企業によって判断基準が様々なので、難しいところですがこういう状況も心かまえた上で具体的な数字を盛り込み面接官にアピールしていきましょう!

 

品川庄司・品川さんから学ぶ!就活文章テクニック 5W1Hを使いまくろう!

品川

品川さんの自己PR文章を上に載せます。

これはサバンナ・高橋さんの自己PRを具体的にしたものが品川さんの自己PRとなります。

品川さんの自己PRの学んで欲しい所は林先生がほとんど喋ったので!笑

細かく書くことはありませんが、強いて言うなら文頭に「キャッチコピー」をつけると就活自己PRという目線からみればもっと良くなると思います。

 

山村紅葉さんから学ぶ!就活文章テクニック ~アピールしたいことは絞る!~

山村紅葉

山村紅葉さんの自己PR文章を上に載せます。

この文章から学んでもらいたい事は林先生と同じ「色んな事をアピールするのではなく絞ってアピールする!」という事です。

就活生でも自己PRでたまにいますが、アピール項目を沢山喋る人がいます。

アピールできる事が沢山あることはとても素晴らしい事なのですが、就活の面接等でアピールする場合は1つか2つに絞ってアピールするのがベストです。

私は基本的には1つでも十分だと思います。

2つ入れる時は、一番アピールしたいことに関連性のある特技がある場合はそれに関連づけてアピールしていいと思います。

 

山村紅葉さんも「舞台では主演を好演!」と「バラエティでは天然が炸裂」とテレビのジャンルによってキャラクターの幅がききます!というテレビのキャラクターという関連性で2つアピールしています。

これが「舞台では主演を好演!」そして「サッカーが得意です!」みたいに方向性が違う事をアピールしたら自己PRの軸がぶれてしまいます。聞いている方も「で、どっちをアピールしたいの?」ってなってしまいます。

なので限られた文章量・時間内で自分をアピールしないといけない場合は「自分が一番アピールしたいことに絞って、なぜそれが得意なのか(why)、どんなところで役に立てるのか(How)を盛り込んで説得力のある自己PRを作りましょう!

 

杉浦太蔵さんから学ぶ!就活文章テクニック 相手のニーズに合わせてアピールする

杉村太蔵

杉浦さんの文章を上に載せます。

内容を見るとすごい事ばかりかかれていますよね。(笑)

こんなにすごい項目があるなら企業側も興味を持つ所が沢山ありそうですよね。

杉浦さんの自己PRで学んでほしい事は「すごい事をアピールすればいいわけではない」という所です。

杉浦さんの自己PR文章を見て、和田アキ子さんやサバンナ・高橋さんから「この内容バラエティ番組に必要あるか!?」

とツッコミされています。

まさしくその通りです!

杉浦さんは確かにすごい能力を持っていますが、バラエティ番組が「株式調査部の経験がある人や日系半導体セクターを担当している」という能力は恐らく求めていません。

これは企業の採用情報などに「求める人物像」が書かれているのに、それと全然関係ない事をアピールしているのと同じです。

会社に具体的にこう役に立てる能力です!と説得できるようでしたら大丈夫だと思いますが、杉浦さんも山村紅葉さん同様に「アピールしたい事だけをズラズラ書いていて」どのように役立てれるかわかりません。

この情報量だけでは「すごい能力だな!」と感じる事は出来るかもしれませんが、「うちの会社に役立つな!」まではなかなか読み取れないと思います。

これはサッカー部が新入部員を求めていて「自分は野球が得意です!」とアピールするような感じになります。

企業はどんな能力を必要としているのか読み取り、それに適合した能力をアピールしましょう。

すごい能力があっても企業が求めていない能力でしたらアピールする必要はありません。

 

おおたわ史絵さんから学ぶ!就活文章テクニック! 高等テクニック!自分を嫌味なく自慢する方法

おおたわ史絵

おおたわ史絵さんの文章を上に載せます。

さて、今回の芸能人の自己PR文章で是非マスターしてもらいたいテクニックがおおたわ史絵さんの文章にあります。

それは自分を自慢するときに第3者の言葉を借りてアピールするというテクニックです。

これは私の自己PRテクニック「自分のすごさは第三者に語ってもらおう!」にも書かせてもらっているのですが

ぜひこのテクニックを就活の面接で活用してみてください。

この番組が始まった時に渡辺徹さんや山村紅葉さんなどほとんどのタレントさんが「恥ずかしいよね!」と言っていました。

これは自分のすごい能力、つまり自慢話をすることになるので、それに抵抗があり恥ずかしいといっています。

ここで自慢話の定義を辞書でしらべてみました。

 

[su_note radius=”0″]自慢話:自分や自分に関係の深いモノやコトを、自分でほめて他人に誇らしげに話すこと [/su_note]

 

自己PRとは自分を売り込む、つまり言い換えれば自慢話をしに行く事です。

その時に「私は〇〇が得意なんですよ!」と自分で自分を褒めるから自慢話になります。

では、自分で自分を褒めるのではなく「第3者が自分を褒めてくれれば自慢話にはなりませんよね?」

実はこの自慢話を自慢話にさせないで相手に伝えるテクニックのメリットは自慢話をして自分が恥ずかしくなるのを防ぐのが目的ではありません。

このテクニックの最大のメリットは聴いている側に自慢話を嫌味なく聞いてもらえるようになる!という事です。

自慢話とは相手が聞いていて一番面白くない話です。

自慢話でネットで検索しても 「自慢話 うざい」とかが出てきます。

合コンや飲み会の席でも自慢話ばっかする人はウザがられますよね?

自慢話は聞いていると嫌味に聞こえてきてしまい素直に聞き入れてもらえない事があります。

飲み会の席などたいして重要でないシチュエーションなら話を聞き流されてもいいのですが

就活のように人生を左右されるようなシチュエーションで面接官が「この人の話なんかカンに触るから聞き流しとこ、、」となってしまったらキツイですよね?

「面接でそんな私情で合否を左右しないでほしい!」と思うかもしれませんが、自己PRを嫌味なく伝えるのも就活生の力量です。

就活生も色々なテクニックを駆使して自己PRを面接官に聞いてもらえるように文章を考えたり話し方を工夫しないといけません。

そこで面接官に自慢話を聞き入れてもらいやすくするテクニックの一つとして、「第3者に自分を褒めてもらう」というテクニックがあります。

話を戻しますが!

おおたわ史絵さんのように「女性が選ぶ信頼できるコメンテーター1位」これは自分から、「私は信頼できるコメンテーターなんですよ!」とドヤ顔で言われた側からしたら

「ウザっ」と思われてしまう事があります。

また自分で自分を「信頼できるコメンテーターですよ!」と言う人ほどうさん臭く感じられてしまいます。

しかしこれが「私はそう思っていないのですが、世間や周りからはそう言われてるみたいなんですよ、、」

第3者が言っているという表現にする事で嫌味がだいぶ和らげます。

現に林先生から話をふられても「世間はそう言っていますので、、」

あくまで私はそう思ってないんですけど、、と主観と客観をちゃんと見えていますよ。とアピールしています。

おおたわ史絵さんも自分で自分の魅力を自慢する事で周りから魅力が減ってしまう事を知っているからこそこのテクニックを使ったのでしょう。

林先生が言うようにテクニシャンですね!

さて、このテクニックを是非就活生のみなさんにも修得してもらいましょう!

まず初めにおおたわ史絵さんが使った「女性が選ぶ信頼できるコメンテーター」というコメントですが

ここまで大きな肩書があるならいいことですが、多分ほとんどの人はこんな肩書が無いと思います。

なのでもっとローカルな規模でいいんです。別にアンケートや番付1位みたいな表現を使わなくても表現できます。

例えば「私は後輩一同から〇〇さんの気転の効いた判断力にいつも助けてもらっています!といわれます」や

「私の吹奏楽の演奏を観客が聴いて涙を流してくださった人がいました」

など。第三者の言葉だけではなく喜怒哀楽などの感情を織り交ぜて表現することができます。

「私吹奏楽の演奏はみんなを感動させることができるんです!」というと

「ほう、、どれだけすごい演奏ができるのかな??」とくってかかる人もいるかもしれません。

しかしこれを第3者の言葉を借りて

「私の吹奏楽の演奏を観客が聴いて涙を流してくださった人がいました」と言った方が聞いている方も

「是非きいてみたいな」と思ってくれるかもしれません。

上の例のように「言っている事は同じなんですが、伝え方・表現の仕方で聞き手に伝わり方が変わってきます

面接の時にしろ友達関係にしろ自分が伝えたい事が相手にちゃんと伝わっているか

そこがコミュニケーションでもとても需要になってきます。

 

AKB48入山さんから学ぶ!就活文章の作り方 ~就活生にも多い!個性が無い文章~

AKB入山

AKB48入山さんの文章を上に載せます。

入山さんの文章から学んで欲しい事は「個性がまったくない文章」という所です。

林先生も言っていましたが「普通の文章過ぎ」と言っています。

入山さんの文章から抽象的すぎてその人の個性が伝わりません。

サバンナ・高橋さんの時同様にこの文章も入山さんだけでなく現役高校生のAKBの人ならだれでも使える言葉です。

また林先生が最後に「高校生じゃなくて女子高生と書いてほしかった」と言っていましたがこれもそうです。

林先生は「女子とつけてくれた方がそそる」とコメントしていましたが、まさしくそうです。

「私テニスをやる高校生です」と書くより「私はテニスをやる女子高生です」と書いた方が読んでいる側もイメージが変わります。

また「高校生を「女子高生」・「男子高生」と書くだけでも読み手に与えるインパクトが大きく変わることもあります。

例えば

「私は現役相撲部の高校生です」と書いているのと

「私は現役相撲部の女子高生です」と書かれていたら

「えっ!?女子で相撲やってるの!?女子の相撲ってどんな感じでやるんだろ、、(妄想が続き、、)」

と「女子」が付くだけでイメージが大きく変わります。

恐らく前者の「私は現役相撲部の高校生です」というフレーズだけでしたら軽く読まれて終わると思います。

また男子の場合でも

「私は現役手芸部の高校生です」よりも「私は現役手芸部の男子高校生です!」の方が読んでいる人も

「男で手芸やるんだあ!どんな感じの人なんだろー。女の子みたいな心をもったひとなのかな??」など多少なりくいつかれると思います。

入山さんの自己PRもキャッチフレーズで「AKB48一イチゴ大好き!」など入山さんならではの個性を埋め込むと「この子はイチゴが好きなんだ」とこれだけでも「イチゴが好きなやつ」とイメージが少し湧くようになります。

そのためにも普通すぎる文(抽象的な文章)は極力使わない様にしましょう!

 

中村昌也さん・唐橋ユミさんから学ぶ!就活文章の書き方 ~見てわかる事は書く必要が無い~

中村昌也唐橋ユミ

中村昌也さん・唐橋ユミさん2人の文章を上に載せます。

最後に2人の文章について触れます。

この2人の文章で共通して言える事は

「見て分かる事は文章に書かなくてもいい」という事です。

中村さんは「身長192cm」・唐橋さんは「地味です」という所になるのですが

中村さんが身長が高いという事は面接時に会えばわかる事です。また唐橋さんの「地味」はちょっとわかりにくい事かもしれませんが面接をしていくうちにわかる事です。

就活で例えるなら

「私は人一倍元気があります!」や「私はコミュニケーション能力が高いです!」というアピールは自分からアピールしなくても面接時で聞かなくてもある程度わかってきます。

本当に元気のある人なら面接時の挨拶や発言で伝わってきます。

またコミュニケーションが高い人は面接のやりとりである程度「この人はコミュニケーションがとれる人だな」って面接官はわかります。

ですので面接などで伝わる情報をわざわざ自己PRにする必要はありません。せっかくなのでその他の事をアピールした方がいいです。

もし自己PRで「たくさんアピールしたい事があって困っている!」という人は自己PRに書かなくても面接で伝わりそうなことはESでわざわざ書かないで面接の時に行動や言葉で伝えて面接時で伝わりにくい事などを書くといいと思います。

 

さいごに

この動画を見て改めて林先生はすごいしわかりやすいなーと感じましたね。

自分を売り込む職業である芸能人でも自己PRをあんなに苦戦しています。

それを就活生もやるとなるともっと大変です。

最初からすごい自己PRなんて作れません。

周りのすごい人の自己PRやESを見せてもらったり、テレビでも就活で役に立ちそうな番組もやっています。

とにかく色んな人の自己PRを見て学ぶ事がよい自己PRを作る・書く方法の近道だと思います。

就活という長くて大変な期間ですが楽しみながら就活を行う方法を見つけ是非就活を攻略していってください。

今後もバラエティで就活のためになりそうな番組がありましたら今後も紹介していきます。

 

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