初めて書く人必見!職務経歴書の書き方
はじめに
転職や再就職を行う際に提出書類に「履歴書」、「職務経歴書」と書かれていると思います。
履歴書は書いたことあるけど、、、「職務経歴書」って何??
という
「職務経歴書を初めて知った人」、「職務経歴書を初めて書く」という職務経歴書入門の方達にお役に立てれば
いいなあ、、と思い作成させていただきました!
以下にこの記事の流れをフローチャートで示します。
もし職務経歴書を書いたことがある方や、ある程度職務経歴書の知識がある方は、このフローチャートから
知りたい項目から読んで下さい。
職務経歴書とは?
職務経歴書と履歴書はどう違うの??
まず初めに職務経歴書と履歴書のフォーマットの違いを見てみましょう。
左が「職務経歴書」・右が「履歴書」です。
まず履歴書と職務経歴書のフォーマットの違いは、
・履歴書は記入欄が決められている
・職務経歴書はフォーマット形式がきまっていません
職務経歴書は書式が自由なだけに、自分でレイアウトや配置を決めなければいけません!
そのため読み手に読みやすい書き方を考えて書く必要があります。
書式が自由!?、、、だって??
やったー!と思う人もいれば、
「どう書いていいかわからない、、、(汗)」
という人もいると思います。
しかし安心してください。
職務経歴書は最低限のルールと書き方を把握していれば心配はいりません。
また以下に履歴書と職務経歴書の違いを表にまとめました。
履歴書の細かい解説を知りたい方は以下のページに「履歴書の書き方」を解説しています。
興味のある方はこちらもご参照ください。
↓
必見!履歴書の書き方から送付までの流れ
職務経歴書の基礎知識
「職務経歴書の目的」
職務経歴書の目的は、これまでにどのような会社で、どのような能力を発揮してきたか、具体的に実務能力のアピールをするために作成します。
履歴書では会社情報は概要しかわかりません。履歴書からは勤務していた会社名・部署・勤務歴は読み取ることができますが、その会社であなたが具体的に何をやってきたかは記入する事ができません。なのでその内容をアピールするのが職務経歴書となります。
「用紙と書式スタイル」
用紙はA4サイズで縦の白無地の横書きとなります。枚数は1枚~2枚にまとめます。3枚目は参考資料を添付する程度で。
履歴書と違い、職務経歴書はパソコンで作成した方が採用担当者も読みやすいのでお勧めです。
「文字の大きさ・レイアウト」
文字の大きさにルールはありません。読みやすいサイズに調整しましょう。基本は10.5~12ポイントです。
本文の書式も決まりはありませんが、統一して表記しましょう。ただし表題や見出しなどはフォントサイズを大きくしたり
ゴシック体などにしメリハリをつけるといいです。イメージが湧かない場合は職務経歴書の例などを参考にするといいです。
職務経歴書の形式
職務経歴書には
①編年体系式
②キャリア形式
③自由形式
の3種類があります。
それぞれの形式の特徴を以下に紹介します。
①「編年体系式」
「編年体式」は時系列に所属企業・部門・業務内容を記していく、もっとも一般的な書式となります。
利点として履歴書と照らし合わせながら読みやすく、どのようにその人がキャリアを積んできたのか過程が
わかりやすいためこの書式スタイルが良く使われます。
一般的には「社会人経験が浅い人」や「異動や転職回数が少ない」など職歴がシンプルな方に向いています。
逆にデメリットとして、職歴が長い人や転職が多い人は「どこが一番のアピールポイント」なのかわかりにくくなります。
②キャリア形式
「キャリア式」はこれまでの職務経験をアピールしたい順に書くことができます。「編年体式」は時系列の順に書かなきゃ
いけないのに対して、「キャリア式」は採用担当者に伝えたい事から順に書けますので、時系列順に書く必要がありません。
以上の事から職歴が長い人や転職回数が多いなど複雑な職歴を持った方にお勧めな書式です。
応募先の関連性が低い経験は後ろの方に簡単にまとめ、関連性の強い経験を最初にボリュームをつけてまとめることができます。
デメリットとしては、基本的に応募者は前者の「編年体式」で提出する人が多いので、採用担当者もそちらに慣れていて読みにくいという点があります。また履歴書と流れを比較しながら読めないのも難点となります。
③自由形式
①や②を組み合わせた形式が自由形式となります。表や図を使ったり自分なりの表現方法で書いたものをいいます。
職務経歴書の一般的な書き方
以下に職務経歴書の一例を提示してご解説します。
①タイトル
「職務経歴書」と記入し、中央に配置します。また文章よりも大きいサイズや書式を変えてメリハリをつけましょう。
②日付・名前
「〇〇年〇月〇日現在」と記入します。和暦・西暦どちらでも大丈夫ですが、統一しましょう。その下に電話番号・
自分の現住所をかいてもいいです。そこは任意です。名前は必須項目です。
③見出し
ここからは「編年体式」で書いたり「キャリア式」あるいは自由形式で記入します。上のサンプルは「自由形式」で記入しております。基本は「読んでもらう人にわかりやすく」を常に意識して書くことが重要になります。
下に早見表をつけますので、これを参考に時系列を記入してください。
最後に
ここでは職務経歴書の基礎的な知識や書き方をご紹介しました。
次回は職務経歴書の応用編について記載したいと思います。