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業界研究で絶対役に立つ!IR情報の読み方!分析の仕方

 2016/08/07 業界研究
この記事は約 8 分で読めます。 1,414 Views

はじめに

 

私の友人で自称「評論家」と名乗る友人がいます。

その人はその日にあった芸能関連のニュースや時事ニュースの事を語りだします。

「SMAPの解散騒動のニュースあったじゃん??あれニュースではこういってたけど、実はさあ、、」と

聞いてみるとyahoo!newsやlineニュースなどには記載されていない話をしていて、結構グレーゾーンのネタや面白い情報を話してくれます。

「よくそんな情報知ってるね!」と友人に言うと

友人は誇らしそうに

「俺公式サイトとかはほとんど見ないで2chや週刊文春とか見てんだよね。yahooとか公式情報しか書いてなくて、みんな知ってるし、つまらないじゃん?」

確かに芸能情報に限らず「公式情報」というのは面白くありません。

公式情報とは世間に発信する時に「印象が悪くなる情報や余計な情報は省いて世に出しているため」パンチが無く無難な情報となります。

そのためその情報だけからは、その情報の真の姿・あるいは一番知りたい情報を知る事はできません。

就活でも同じことが言えます。

企業説明会やHP・パンフレットはいわゆる「公式情報」となり企業の良い所しか書いておりません。

そこには嘘・偽りは書いてはいませんが「意識的に隠している本音」もあります。

どんなに優良な企業でも必ず課題や改善点はあります。

そこで企業研究をするときに公式情報だけを鵜呑みにするのではなく、その裏に隠されている真実を調べる必要があります。

公式情報しか知らない人とそれ以外の情報を知っている人では「志望動機や企業に対する考え方の深さが違います」。

そのためにも企業から内定をとるためにも、自分の考えと企業のギャップを埋めるためにも、公式情報以外の情報を収集する必要があります。

公式情報以外の情報の集め方は色々ありますが、今回この記事ではIR情報の読み解き方をご紹介します。

 

IR情報とは何?

常に意識

就活で業界研究をしていると「企業研究をするときはIR情報を調べると、より会社の事が理解できる」と書かれている事があります。

確かにその通りです。

IR情報とは就活生向けに簡単に言ってしまえば「ここ最近の企業の状態を第3者に公開している情報」と、とらえてもらえばいいと思います。(正確な定義は違います)

要するに企業の売り上げや粗利などが記されたページの事です。

以下にイオンのIR情報の例を示します。

イオン かみ

出典:イオンIR情報

こんな感じです。

初めて見る人からしたら「うわ、、、なんか読むのめんどくさそう、、、」と思います。

正直読むの面倒です!

私も全部読んでも理解できない所は結構あります。

なぜならこのページは就活生に読んでもらうために企業は作成しているわけではなく、投資家向けに作られたページなので読むのが難しいのです。

なのでこれを全部読んでも頭が痛くなるだけなので、就活で役に立つ所のみを読んで情報を整理しましょう!

次の章から具体的にIR情報のここだけを読んどけば大丈夫という所とその情報を基に分析の仕方を紹介していきます。

IR情報の読み方・分析の仕方

今回はイオンを例に挙げて説明していきます。

 

①まずはじめに調べたい企業のHPを開きます。

イオンのみ

イオンのHPでは右上の「株主・投資家様の皆さま」というところにIR情報のページがあります。

イオン②

もしHP内でIRページが見つからない場合はGoogleなどで検索する時「イオン IR」と打って検索してみるといいかもしれません。

また上場企業はIRページの公開が義務付けられていますが、それ以外の企業は公開義務が無いのでほとんどのため、ほとんどの企業は検索してもIR情報を掲載していない可能性もあります。

 

 

②IR情報ページに飛んだら

IRページ

投資家のページに飛んだら、イオンのページでは上の写真内の右側の赤枠で示したところにIR情報の項目が表記されています。

この中で就活生は「IR資料室」を開きましょう。

そこにIR情報が入っています。

ちんちろりん

 

 

③IR情報では「決算資料」・「有価証券報告書」を見る!

ひー

この二つが就活で必要な情報を得られるページです。それ以外のページは余裕がある人は目を通すといいと思います。

 

④決算資料ページを読もう!分析しよう!

決算資料

決算資料には

①決算資料すべて
②決算短信のみ
③決算説明会資料のみ

があります。(※企業によっては資料の表記名や資料数が異なる場合があります)

 

就活生は③決算説明会資料を読みましょう!これは一番読みやすい内容となっています。

①・②は投資家向けに書かれているため、読むのが大変です。

 

⑤決算説明会資料の見方

決算説明会資料を開くと、ほとんどの企業の「損益計算表」がでます。

ここを読み分析していきましょう。

損益計算書

ここでは「営業収益」・「営業利益」・「経常利益」(※売り上げ高もあればそれも)の前年比との差に注目します。

「営業収益」・「営業利益」・「経常利益」の意味がわからない方は以下のyoutubeに説明があります。

ここでは昨年と比べて数値が上がっているか、下がっているかをまず見ます。

単純に数値が上がっていれば好調。

落ちていれば不調という事になるのですが、、、

一つの項目からでは企業の真実は導きだせません。

このイオンの損益収益表に「売り上げ高」が入っていませんが、

例えば昨年と売り上げ高は変わりが無いのに、営業利益や経常利益が伸びている場合は、コストカットをした可能性も考えられます(リストラを沢山した・子会社を売った等)。

また売り上げ高が昨年より伸びているが、粗利額が減少している場合は実は会社は儲かっていない可能性も考えられます。

以上より

この決算資料からは「企業の数値的傾向の変化」を読み取る事ができます。

 

 

⑥有価証券報告書を読み取ろう!

 

報告書

⑤の決算説明資料で企業の数値傾向はおおまかにわかったと思います。

そこからさらに「なぜそのような傾向になったのか?」その分析・要員が書かれているのが「有価証券報告書」です。

ここでは有価証券報告書の読み方をご紹介します。

有価証券報告書のページ数はとても多いので、全部読むのではなく、自分が知りたい項目だけをよみましょう。

以下の項目に目を通しておくといいと思います。

・事業の状況

事業展開 (1)

「事業状況」は現在の企業の状態や分析内容、今後の企業の取り組む事などが書かれている事が多いので、事業内容には目を通しておきましょう。

対処すべき課題

イオンのページは丁寧に「対処すべき課題」・「成長市場へのとりくみ」という項目で書かれています。

ここに書かれているキーワードを使ってGoogleなどで検索して、さらに情報を集める事ができます。

ここでいうとイオンは中国・アセアンへの「アジア進出」がキーワードになります。

「イオン アジア進出」でGoogle検索すると以下のような色々な情報が検索されます。↓

海外進出

・経営損益表

 

表

決算資料でも見た項目ですが損益表のさらに細かい内訳も恐らく載っています。

損益表で重要な項目は決算資料で載っているものを把握していればオッケーですので、それよりも細かい内容を

知りたい時はここを読みましょう。

経営成績を数値ではなく言葉で書かれている項目もあります。こちらにも是非目を通しましょう。

⑤の決算資料で数値だけではわからなかった理由や何故前年を数値をわってしまったかの理由や分析が書かれている事がおおいです。ぜひ読んでみましょう。

在籍状況

 

 

⑦セグメント情報にも目を通そう!

セグメント

セグメント別業績の項目が載っていたら是非読んで見ましょう。

ここでは「各事業ごとの好調な事業・不調な事業」を読み取ることができます。

上表の「営業利益の項目」で説明します。

イオンはGMS・小型店事業・国際事業が前年より悪いと読み取れます。

逆に赤色で囲んでいる事業は前年より数値が高いので前年より良いとわかります。

この表からわかる事は数値の大きい「GMS事業」が不調により営業利益全体の数値を下げたとわかります。

逆に営業収益はGMS事業も好調なため(前年比112.4%)前年比を割っていません。

またこの好調事業を把握していれば、他の競合店と比較することもできます。

例えば「イオンは〇〇事業が好調だけど、百貨店ではイオンが好調な〇〇部門は不調なんだー」と比べる事ができそこから原因を調べたら企業事の取り組みの仕方などの違いなどもわかるようになってきます。

セグメント分析ができれば企業事の得意事業やトレンド事業などもわかってくるようになります。

 

さいごに

IR情報の読み解き方は少しは理解できましたでしょうか。

本当に好きな企業や知りたい企業があるならばIR情報を読んでいくと企業の内面がパンフレットやHPには書いてない情報を知ることができ楽しくなってくると思います。

しかしここに書いてある情報を全て把握しても「完全にその企業の事を理解したこと」にはなりません。

世の中のほとんどの事は「数字では表せれない真実やファクター(要因)」もあります。

IR情報からでもそれを読み取る事はできません。

ですのでIR情報を全て理解して「御社はここが悪いです!」と指摘するのは完全にNGです。

あくまでIR情報で調べた情報は会社の傾向程度に抑えておきましょう。

しかし冒頭でもかいたように企業のHPやパンフレットなど「公式情報」しかしらない人とIR情報を読み込んだ人では企業研究のレベルは各段に変わります。

ぜひIR情報を読みこなせるようになり、企業分析のレベルを上げてってください。

 

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